天皇席

比較的広い教室で殆どの人が後ろを陣取る中、前列に座りヤル気を出してる俺。
よく生徒を指名する教授。
4回目の授業なのに1回も俺を当てへん...
当てて欲しくないけどちょっと当てて欲しいよな...
今日も俺の周りの生徒は全て指され、俺も目が合ってもうたのに…肩すかされた感じ。

天皇席と呼んでいる教壇の目の前の席。
その横の列の前で授業を受けてました。
ふと天皇席を見るとそこに座っていた、いかにもマジメでひょろひょろした童顔な奴が下を向いている。
すると手元にはDS!!。

「ありえん…なんでそこでやってんねん…。」

目の前で講義している教授からは上手いこと死角になってるんやろけど、
何故授業中にやってるのか?。何故そこに座ってまでやるのか?。何のソフトをやってるのか?
バカバカしくてアホらしくて滑稽に見えて段々腹が立ってきた。

環境科学の授業、教授は物質化学の教授。
今日は『地球と水』の講義。
普段は書くことも少なくてゆったりした授業。
けど水の話になると話はどんどんそれて行き、次第に教授のTensionも上がり、
(どうもこの教授の専門分野らしい)[超臨界水]の話になり生徒全くついて行けず。
ちゃんと授業やってや…。